妄想アベノミクス篇

こんばんは〜 Θ

今日は、タイムリーな特別企画 妄想アベノミクス篇を、お届けします。
ご笑覧くだされ。(笑)



六本木の高層ビルの最上階にあるとある超高級ラウンジでのひととき。。

着飾ったハイソでオッサレーなカップル達が煌めくネオンを眺めつつ、ゴージャスな料理に舌鼓。
店内には、ちょっと名の売れた中堅フュージョン系バンドがクールなビートを響かせて生演奏中。

そんな雰囲気に似つかわしくない無骨な体系の中年男が二人、何やらヒソヒソ密談中。。

野球なんて興味が無さそうなちょっとツンデレ系の彼女が、
「あ、あのおぢちゃん、私知ってるわ〜。」
「確か、ゴジラって呼ばれていた松井さんじゃないかなぁ。。」

エスコートしていたこちらもちょっとゴツいレスリー・アンダーソン似の彼氏が、
「おいおい、あのあんこ型の人は、松井じゃなくて、阿部っていう巨人の有名な選手だよ。相撲取りではありませんよ。(笑) 」
「お相手は、スワローズの雄平というこちらも有名な選手だね。」
「雄平は、東北の剛速球投手として150km/h越えのストレートを投げる良いピッチャーだったんだけど、怪我もあり野手に転向して逆に成功した選手。
プロ野球には、フリーエージェント権てのがあってそれを雄平が使うかどうか今注目されてるんだ。阿部と雄平がこんなところで食事してるなんて、
怪しいなぁ。FA移籍の打診をしているのかなぁ? FAというのは.....」っと長々と野球の講釈を始めたレスリー・アンダーソン似の彼氏。。
(↑)デート中、こんな野球の講釈を始めるこのタイプのオトコ、余りモテません。(爆)

案の定、ちょっとツンデレ系の彼女は、夜景を眺めたり、ゴージャスな料理を貪ったり、全くその後の話に乗ってきませんでした....。


雄平 「阿部さん、今年は随分頑張りましたねぇ。失礼ながら、あんなに沢山試合に出られるとは思ってませんでしたよ。」
阿部 「キャッチャーだったら50試合くらいしか出られなかっただろうな。雄平君には、分からないかもしれないけど、捕手って超ハードな重労働なんだよ。」
雄平 「でも、捕手が小林に代わって、助かりましたよ。苦手だった菅野も打てるようになったのは小林のお陰。阿部さんだったらオコチャマ扱いされちゃったろうな。」
阿部 「そういう割には、今年のジャイアンツ戦では、雄平君はたいした活躍ができなかったなぁ。(笑)」
雄平 「それは言わんといてくだされ。今年は打撃不振で随分苦労して、オマケに怪我離脱まであって情けなかったですよぉ。。」

雄平 「今でも思い出すんだけど、まだ駆け出しの頃、打席に入ったら阿部さんが、マスク越しに、『オマエが雄平かぁ、ご祝儀に一本ヒットを打たせてやるよ。外角のボールゾーンからストライクゾーンにスライダーを入れてくるから、しっかり引き付けてミスしないようにレフト前に打てよ』って言ってくれたんですよね。優しい先輩だなぁ、と思いましたよ。」
   「配球を教えてもらったので、礼儀としてシングルヒットに留めて、長打は狙わずレフト前にしっかり打ち返すタイミングで居たんですが...、そしたらインハイに156キロのストレートの釣り球。思わず空振りしちゃいましたよ。(笑)」
   「翌日の試合前のウォーミングアップの時、阿部さんに『ノムさんの呟き戦術ってのを試してみたら、雄平君が見事に嵌まってくれたので笑いが止まらなかった』なんて、言われちゃいましたねぇ。」
阿部 「売り出し中の雄平君に、プロの厳しさを教えてあげたのさ。(笑) 川端君なんか、そんな小細工には全く嵌まらないけどなぁ、雄平君はねぇ・・・。(笑)」


阿部 「さて、今日食事に誘ったのは、薄々気付いているとは思うけど、今日は雄平君にプロポーズしようと思ってね....」
雄平 「勿論、簡単に釣り球に引っかかってしまう僕でも、阿部さんからメールが来て、内容は察してましたよ。」
阿部 「雄平君は、年俸6500万円のCランク選手で燻っている器じゃないよ。ハヤトやチョーノの半額以下だなんて....過小評価過ぎるよ。もっとしっかり成績を評価してくれるトコロでプレーすべき存在だね。」
   「うちの美しすぎるGMと言われている鶲G.M.は、とても雄平君を気に入っていてね、三年契約で年俸2億5千万出すと言ってるんだよ。更に120試合以上スタメン出場で+5千万のボーナス。首位打者打点王本塁打王獲得ならそれぞれ1億5千万のボーナス。ゴールデングラブベストナインは、それぞれ2千万」

雄平 「.....。」 思わず口に運ぼうとしていた最高級のアトランティックオマールのカルパッチョをテーブルにこぼしてしまった雄平クン....。

阿部 「そして、雄平君がユニフォームを脱ぐ頃、巨人の監督を務めているのは、たぶんオレだろう。(笑)」
   「監督って人事にかなり影響力があるから、まずは引退後の雄平君は、二軍か三軍の打撃コーチを約束しよう。そして二軍監督の後、一軍打撃コーチ就任。
   その後、ヘッドコーチとしてオレを補佐してくれないかなぁ。。 アベノミクスを成功に導くキーマンは、ズバリ雄平君だと期待しているよ! 」
雄平 「まあ、兎組の内部事情は良く分からないけど、阿部さんがいずれ巨人の監督に就任するのは、誰でも当然だろうと思ってますよ」
「由伸監督の後は、内海さんが2年程ショートリリーフ登板して、その後に阿部さんという感じですかね。。或いは、ここで由伸さんの第二期政権もあったりして....」
「その後は名将の血統書付きの舞の海さんとかでしょうか。松井さんは無いのかなぁ??」
阿部 「松井さんは、自分は兎組を去った人間だから....、っと遠慮があるので、たぶん無いと思うね。」
   「舞の海は名将の血統があるので、かなり采配にキレがあって、ひょっとすると歴史に残るような成績を残して、監督になってからの方が評価が上がるかもしれんなぁ。」
   「余りキレのある采配が凄すぎると、その次の監督のチョ〜ノやハヤトは、やりにくいかもしれんなぁ。。」
雄平 「燕は、真中監督の後は、高津さん、宮本さん辺りが本命で、チャラいヤマダは指導者向きではないかもしれないけど、川端は監督として大成しそうなタイプだなぁ。。」
   「そう考えると、引退後も阿部さんに可愛がってもらい兎組にお世話になった方が良い人生を送れそうに思えてきた....。」
阿部 「GIANTSに来たら、チョーノとハヤト、舞の海と仲良くしていれば未来は明るいと思うよ。そして、文春と新潮には注意しろよ!(笑)」

雄平 「わかりました。前向きに考えてみます。」
「阿部さん、CS、日本シリーズ頑張ってくださいね! 応援しています。そして一年でも長くプレーしてください。2000本安打、400本塁打達成までもう少しですね」
阿部 「2000本安打、400本塁打は余り興味がないけど、首位打者打点王は獲ったのに、一度も本塁打王を獲れてないのが悔しいんだよなぁ。。オレがホームランを量産した年に限って、ウッズやブランコ、バレンティンが爆発した年と被ってしまったんだよなぁ。。来年、蝋燭の火が燃え尽きる時大きく燃え上がるようにHRを量産したら、それを上回る雄平君の大爆発があったらどうしよう。(笑) でも雄平君の大爆発があれば、兎組が三年ぶりの優勝は間違いないね。期待しているよ、雄平君! 」


おしまい。